構ってもらえるなら、イタズラでもいいや
「「Trick or Treat!」」
 性別不明と年齢不詳の2人組が彼の部屋を強襲したのは、ちびっ子2人+1匹が山ほどの菓子とステーキを抱え、満ち足りた表情で帰った1時間後の事。
「ほれ、早く出さないとイタズラ決定だぞー」
「まぁまぁ、そんなに焦らなくてもちゃんと準備していますよ」
 そう言って、鋭い爪を動かす1人にお菓子の入った袋を押し付ければ、彼の手は空っぽとなってしまい菓子の欠片もなく。
 魔女の首の傾ぐ方が早いか否か、その足は宙に浮き、本人が気づいた時には荷物の様に片腕で運ばれているという妙な状況に。
「あれ? あれあれ?」

「Treatがない時にはTrickですよね」
 不思議なのは、獲物を獲得したカラスよりも上機嫌な彼の姿。



ハロウィン当日に飾っていた2枚。
トップメニューは配色が変わった他に、ビオラと魔法あるでぃんが遊んでいたりと……シェルまで手が届かなかったのが心残りですが。
鳥くんの衣装は、ちょっとした理由からあるゲームのモンスターの物を。 変わり絵のネタは、「(黒い耳の人は)絶対イタズラ選ぶよね」という話からいただきました。
えぇ、否定はしません。

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